Jupyter Lab への拡張機能の導入

本記事は Jupyter Lab 2 での情報である.
最新の Jupyter Lab 3 でのものは,「Anaconda を用いて,Python, Jupyter Lab の環境構築」を参照のこと.
(2021年12月19日追記)

Anaconda下の Jupyter Lab に拡張機能を導入する.
これにより Jupyter Lab を自分好みにカスタマイズすることが可能となる.

Node.js をインストールする

Anaconda のライブラリに Node.js がインストールされていない場合は,インストールする必要がある.

Anaconda Prompt より以下のコマンドを実行することでインストール可能である.

conda install -c conda-forge nodejs

Extension Manager を有効にする

Jupyter Lab を起動し,メニューの Settings > Advanced Setting Editor を選択することで,Settingsタブが開かれる.
ここで,Extension Manager を選択.

User Overrides に

{
    "enabled": false
}

とあるので,

{
    "enabled": true
}

に書き換え,保存する.

これによって,Extension Manager が有効となる.
左サイドバーのジグソーパズルのアイコンがそれである.

拡張機能を追加する

Extension Manager を使用して拡張機能を追加する.

ここでは例として,変数とその情報を一覧表示できる Variable Inspector の場合を示す.

まず,検索窓で検索.

お目当ての拡張機能が出てきたら Install をすれば良い.
Install 後,Rebuild, Reload が求められるので,従って実行すれば終了である.

ただし,拡張機能によってはパッケージを pipインストールする必要があるものもある模様.

入れてみた拡張機能

試しに自分が入れてみた拡張機能を示す.

項目は折を見て追加予定.

Variable Inspector

上の例で示した拡張機能.
既に述べた通り,変数とその情報を一覧表示可能になる.

使い方としては,開いたipynpファイル上で右クリック > Open Variable Inspector により,Variable Inspector のタブが開かれる.
ここで,変数の型や値などを確認できる.

Table of Contents

Markdown上の見出しから目次を自動で生成する.
表示された目次をクリックすれば該当箇所まで飛ぶことが可能.
長いコードの場合は非常に便利.

目次上の “<>” と “M↓” のアイコンをクリックすることで,それぞれ,コード,マークダウンが小さく表示される.

更に,番号付きリストのアイコンで,見出しに自動で附番をすることも可能.
上の図は,実際にこの機能を使って附番してみたものである.

参考文献