VBA の環境構築

VBE の設定

リボンに開発タブを追加

「ファイル」>「オプション」で「Excelのオプション」を開く.「リボンのユーザー設定」より,「メインタブ」にある「開発」にチェックを入れ,開発タブが表示されるようにする.

自動構文チェックの解除

Alt+F11 で VBE を起動する.

メニューバーの「ツール」>「オプション」で「オプション」を開き,「編集」タブの「自動構文チェック」のチェックを外す.

変数の宣言を強制する

同じく「オプション」の「編集」タブにある「変数の宣言を強制する」のチェックを付ける.

エディターの設定

「エディターの設定」タブから自分好みに設定をする.

個人的な好みとしては,

  • フォント:源ノ角ゴシック Code JP N(日本語)
  • サイズ:16
前景背景インジゲーター
標準コード灰色自動
選択された文字自動自動自動
構文エラーの表示
次のステートメント黄色黄色
ブレークポイント濃い赤濃い赤
コメント自動
キーワード水色自動
識別子黄色自動
ブックマーク水色
呼び出し元黄緑

としている.

XVBA を用いて VScode で編集可能に

しかし,この VBE は使い勝手が悪いので,VScode でコーディングすることを考える.

XVBA の設定

まず,準備として,Excel の「開発」タブ>「マクロのセキュリティ」から,「VBAプロジェクトオブジェクトモデルへのアクセスを信頼する」にチェックを入れる.

次に,VScode に拡張機能「XVBA – Live Server VBA」を追加する.

(同時に 拡張機能 VBA も入れておくと syntax highlight がされ便利かもしれない)

VScode で作業したいExcelファイルがあるフォルダを開き,Explorer の下に新たに追加された「XVBA – MACRO LIST」から,「Bootstrap XVBA Config」>「Create Excel VBA Project」を実行する.

作業ファイル内に様々なフォルダ,ファイルが再生されるが,その中の “config.json” を開く.

“excel_file” をコードを操作したい Excelファイルに変更し,保存する.

モジュールのインポート・エクスポート

インポートするときは,VScode の “XVBA – MACRO LIST” にある “Import – VBA” をクリックする.

すると,フォルダ “vba-files” 内にモジュールファイルなどがインポートされる.

逆に,エクスポートするときは,”Export – VBA” > “development” を選択する.

これにより,変更が Excel ファイルへ反映される.

エクスポートしたコードを実行

エクスポートしたコードを実行するには,”XVBA – MACRO LIST” 内に表示されている各モジュールの右端に表示されている,”Run Macro” をクリックする.

ただし,未エクスポートのコードの反映はされずに実行されるので注意.

参考文献